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「ふるさと納税の申請がめんどくさい…」その場で納税や申請ができる、ふるさと応援フェスタinチカホ 2023

税金 ふるさと納税
「ふるさと納税の申請がめんどくさい…」その場で納税や申請ができる、ふるさと応援フェスタinチカホ 2023

北海道札幌市にて、北海道の20自治体を集めたふるさと納税体験イベント「ふるさと応援フェスタinチカホ」が、11月23日(木)~12月3日(日)に行われています。

開催期間:

第1弾:2023年11月23日~11月26日(終了しました)

第2弾:2023年11月27日~12月3日

主催は北海道新聞社。協賛は楽天グループ。

今年で3回目の人気イベントということで、札幌市在住でふるさと納税を活用している筆者が取材に行ってきました。

ふるさと納税イベントに行ってきました

ふるさと納税に興味があっても「面倒くさい」

ふるさと納税の利用率は約15%というデータがあります。

筆者の父も、ふるさと納税に興味があっても「やり方が分からない」「お得かどうか分からない」といった不安が大きく、筆者が内容を説明し手伝うまではふるさと納税を行っておりませんでした。

今回のイベントはまさに、「ふるさと納税に興味はあるけど不安もある」という方に向けたイベントかと思います。

私自身も各自治体さんに返礼品について色々とお話を聞ける楽しいイベントでした。

・各自治体の返礼品の現物を見られる(質問などもその場でできる)

・ふるさと納税をその場で行える(納税後、その場で返礼品もいただける、後日、郵送も可能)

・ワンストップ特例申請代行コーナーがある(その場で申請できる。不安な点も質問できる)

昨年度のふるさと納税による寄付額は9,654億円。
うち、北海道だけで1,452億円の寄付額があります。

イベントの概要と、取材させて頂いた第1弾に出店された自治体における人気の返礼品を紹介します。

ふるさと応援フェスタinチカホ 2023年

イベント会場で納税ができる、ふるさと応援フェスタinチカホ 2023とは?

イベントが行われている「チカホ」とは、地下鉄さっぽろ駅と大通駅をつなぐ地下通路で約520メートル(徒歩約10分)あります。

会場自体は広いスペースではありませんが、そんな中でも来場者がひっきりなしに訪れていました。

「年金受給者でも制度を利用できる?」
「カード払いが心配」

などの質問もその場でできるので、特に高齢者には安心感があります。

ふるさと納税のポータルサイトである「楽天ふるさと納税」にて、その場で納税することが可能です。
前回は、その場で約800件の申し込みがあったようです。

ふるさと納税、実践体験コーナー

受付で最初に書くアンケート欄に「楽天の会員ですか?」という項目があり、こちらの確認を事前に済ますことで、来場者が多い中でもスムーズに人が流れているように感じました。

楽天会員の方は、楽天のIDとパスワードの入力が必要ですが、納税までの案内が早く済むようです。

未会員の方は会員登録を行う必要があります。

寄付後、返礼品をその場で受け取れる

実践体験コーナーで寄付後に、各自治体の返礼品を受け取れます。

北海道各地の返礼品

楽天ポイントや楽天Payにてふるさと納税を完了した場合、その場で返礼品を受け取ることも可能です。

返礼品は、海産物や肉類など冷蔵ケースにいれられたものが多く、後日、配送してもらうことも可能です。

その場で納税するとガラポン抽選会に参加できる

その場で納税するとガラポン抽選会に参加できる

その場で納税すると、ガラポン抽選会に参加できます。

取材中も、当たりのベルの音が会場に響いていました。

ワンストップ特例制度をその場で申請できる

ワンストップ特例制度とは、確定申告をせずにふるさと納税による寄付金控除を受け取ることが出来る制度です。

年間で寄付先が5自治体以内などの制限があります。
詳しくは楽天ふるさと納税公式サイトを確認ください。

イベント会場にはワンストップ特例制度の申請代行コーナーがあり、その場で手続きを行えます。
手続きにはマイナンバーカードが必要です。

北海道新聞社のご担当者さんにお話を聞いたところ、今年でまだ3回目であるもののリピーターの方もいらっしゃるらしく、「今年もよろしく」とワンストップ特例制度を活用されていかれるようです。

第1弾(11/23~11/26)に出店されていた各自治体のおすすめの返礼品

第1弾の期間(11/23~11/26)に出店されていた各自治体のおすすめの返礼品を紹介します。※掲載は取材順

第2弾も開催されるので、参考にしてください。

第2弾:2023年11月27日~2023年12月3日

伊達市(だてし):噴火湾産塩水バフンウニ・黄金豚(こがねとん)

伊達市は、北海道の中央南西部の噴火湾沿いに面し、札幌市と函館市の中間に位置するまちです。

伊達市の人気の返礼品は、「噴火湾産塩水 バフンウニ
ウニは北海道の返礼品として人気が高いです。

北海道 噴火湾産 塩水 バフンウニ 100g 1パック

≪画像元:楽天市場(伊達市 ふるさと納税)

そのほかに返礼品として人気が高まっているのは「黄金豚(こがねとん)」。

きめ細やかな肉質に、上品な甘みをたたえた脂のうまみがある三元豚で、生姜焼きにするのもおススメだそうです。

イベントに出品されていた黄金豚(こがねとん)

ほかにも多彩な返礼品を用意されていました。

目移りしそうな返礼品の数々

乙部町(おとべちょう):鮭いくらの醤油漬け・ガイウォーター

乙部町は、海道南西部の海沿いに位置し、日本海と乙部岳に囲まれた自然あふれる町です。

乙部町の人気の返礼品は、「鮭いくらの醤油漬け
いくらも北海道で人気の高い返礼品のひとつです。

イベントに出品されていたいくら。試食も可能!

乙部町の返礼品である「いくら」は、今年の秋に水揚げされた鮭から採れた卵をいくらに加工しているので、鮮度が高いのが特徴です。

いくらの返礼品といっても「冷凍ものだったり、マスのいくらがある」と聞きました。

海産物以外の返礼品のオススメは、乙部町で湧き出る天然のシリカ水「ガイウォーター」。

ガイウォーター

≪画像元:楽天市場(乙部町 ふるさと納税)

美のミネラルとしても注目されているシリカ。

乙部町でとれた天然のシリカ水で、軟水・中性で口当たりがまろやかなのが特徴。
そのまろやかな口当たりは、コーヒーにも合うそうです。

イベント会場の特典として、LINEでともだち登録された方に、下記の記念品を配られていました。
お正月に「乙女のきな粉」で お餅を食べるのが、たのしみです。

LINE登録でいただいた記念品

標津町(しべつちょう):鮭いくらの醤油漬・ハム・ソーセージ

標津町は、北海道東部にあり鮭の産地としても有名です。

標津町の人気の返礼品は、「鮭いくら醤油漬」。
標津近海で採れた鮭からたまごをとっています。

鮭いくら醤油漬(250g)

≪画像元:楽天市場(ふるさと納税 標津町)

生育しきる前の柔らかな いくらにこだわり、独自の醤油ダレで味付けしたいくらは 6年連続でモンドセレクション金賞を受賞しています。

鮭に関する返礼品がたくさんあり

標津町は海産物の返礼品が多いですが、海産物以外のおすすめの返礼品は「ハム・ソーセージ」だそうです。


無添加・無着色にこだわりあり。

屠畜処理を短くすることで、無添加を実現しています。
味付け等に使用する調味料にもこだわり、有機栽培のものを使用しています。

無添加、無着色

利尻富士町(りしりふじちょう):エゾバフンウニ・毛ガニ・白い恋人

利尻富士町は、北海道最北、利尻島にある町です。

利尻富士町の人気の返礼品は「エゾバフンウニ」。

「無添加なので、到着後3~4日以内には食べていただきたい」と話していました。

≪画像元:楽天市場(ふるさと納税 利尻富士町)

ブランドとなっている利尻昆布を食べている礼文のバフンウニは甘みがとても強いです。

筆者は今年の夏、利尻島と礼文島に旅行に行きました。

礼文島で採ったばかりのバフンウニをその場で割って食べましたが、その甘みと旨味は北海道在住の私でも「これまでに食べたことがないほどおいしい」と感動しました。

12月20日までのお申し込みで年内のお届けが可能の「毛ガニ(冷凍)」も返礼品としておすすめのようです。

毛ガニ 北海道 利尻直送

≪画像元:楽天市場(ふるさと納税 利尻富士町)

会場にきていた自治体の方が、「採れた毛ガニはすべて出荷されるため、知り合いに漁師さんがいない限り、島の人でも食べられない」と話してくれました。

ほかにも「白い恋人」が返礼品として用意されていましたが、白い恋人のパッケージに描かれているのが「利尻富士」なので、そのつながりとして返礼品としていると教えてくれました。

利尻富士町のコーナー

洞爺湖町(とうやこちょう):活ほたて

洞爺湖町は、北海道の中央南西部に位置し、湖(洞爺湖)と山(有珠山)、海(噴火湾)に囲まれた自然豊かなまちです。

洞爺湖町でいま、一番おすすめしたい返礼品は「活ほたて」。

北海道産 活ほたて 2年貝 約 2kg 15枚~22枚

≪画像元:楽天市場(ふるさと納税 洞爺湖町)

ホタテは海(噴火湾)で養殖を行っており、海中に幼貝を吊るす耳吊りという方式。

砂と交わる機会がないことから、砂噛みがありません。

ホタテは北海道でも人気の返礼品で、オホーツク産が有名ですが、そちらと比較すると小ぶりではあるものの甘みが強いのが特徴のようです。

筆者は北海道在住ですが、洞爺湖町でホタテを育てているのを知りませんでした。

福島第一原発の処理水の海洋放出により、中国が日本の水産物の全面禁輸を掲げました。洞爺湖町では出来高の8割を海外に輸出していましたが、禁輸となり非常に困っているとのこと。モノがあふれる状態では、価格も下がり、地元の業者の廃業も懸念される事態に。

ホタテで有名なオホーツク産でも現状困っており、ホタテの知名度で低い洞爺湖町としてはさらに困っているとのことでした。

ホタテは北海道の返礼品で人気が高いですが、この機会に洞爺湖町産の活ほたても味わって頂ければと思います。

松前町(まつまえちょう):天然 本マグロ・松前漬け

松前町は北海道最南端に位置し、桜の名所として知られる北海道唯一の城下町です。

松前町の人気の返礼品は、「天然 本マグロ」。

津軽海峡の最上級品 天然本マグロ三種盛り

≪画像元:楽天市場(ふるさと納税 松前町)

マグロで有名な青森の大間と一緒の海域で採れるマグロ。

-60℃の急速冷凍で鮮度を保ったまま届き、味も価格も自信あり

松前と言えば、スルメイカと昆布を細切りにし、醤油、酒、みりん、砂糖などで漬け込んだ「松前漬け」が有名。
返礼品としても人気が高いようです。

手作り松前漬150g×4箱

≪画像元:楽天市場(ふるさと納税 松前町)

イベント会場では松前漬けを製造している6店舗の食べ比べ(試食)を行っていました。

今後、数社の松前漬けをセットにした返礼品も考えてみたいとのことでした。

深川市(ふかがわし):米(ゆめぴりか)・ふかがわシードル(りんごのスパークリング果実酒)

深川市は北海道中部に位置し、市中心部を東西に石狩川が流れ、その周辺に水田が広がります。

北海道のお米の生産量は新潟県に次いで全国第2位。
その北海道の中でお米の生産量は第2位になります。

深川市の人気の返礼品は、「北海道産 ゆめぴりか」です。

北海道米の最高峰「ゆめぴりか」

「ゆめぴりか」は 甘い香りと強い粘りが特徴で、味の濃い肉料理などと相性が良いです。

「ななつぼし」は 作付け面積の約半分を占めており、北海道内で最も食べられているお米です。

深川産のりんごを100%利用した、りんごのスパークリング果実酒「ふかがわシードル」。

りんごのシャンパンはとても珍しく、試飲してみるとりんごの香りと甘みが広がり飲みやすい果実酒でした。

飲みやすいけどお酒です!

返礼品では3種セット(甘口、辛口、中口)がありますが、商品としては5種類あるようで製造方法により辛さが変わるようです。

白老町(しらおいちょう):白老牛・たらこ・草だんご

白老町は、北海道の南西部に位置する町です。

白老町は「白老牛」というブランド肉が有名。

白老牛ももすき焼き用 400g

≪画像元:楽天市場(ふるさと納税 白老町)

白老町は虎杖浜産(こじょうはま)の「たらこ」も有名です。

たらこの塩味がちょうどよく、あたたかいごはんによく合います。
筆者も虎杖浜のたらこが好きで、白老町に寄る際は購入しています。

虎杖浜の切れたらこ

白老ポロトの草だんご」は、若草本舗が製造している天皇陛下(現在の上皇陛下)献上菓子。

よもぎの香りと上品なあんの甘さを堪能できる和スイーツです。

冷凍品として届きます

通販などは行っておらず、ふるさと納税の返礼品として受け取るのが手に入れやすいようです。

第2弾も始まっています!

第2弾は2023年11月27日~2023年12月3日で開催されます。

第2弾:11月27日~12月3日

20自治体が参加し、行列ができるほどのにぎわいがあります。

20自治体が参加しています

参照:株式会社MONSTAR design、北海道新聞社

編集後記:道民も感動、北海道の食材最高!

筆者は北海道在住ですが、札幌市から釧路は車で片道6時間。

北海道各地に気軽に行けるわけではありません。

北海道のおいしい食を知る機会となるイベントは非常に楽しかったです。

イベントスペース

各地の自治体が集まり、また実際にその場で納税ができたり、納税までの補助を行ってくれるイベントは全国的にも珍しいようです。

標津町のブース
白老町のブース

筆者はふるさと納税で美味しかった返礼品は、お歳暮として他の方に贈ったりしています。

今回のイベントで知った食材もお歳暮として利用しようと考えています。

抽選会も開催

「ふるさと納税に興味があっても、やり方がわからない、不安に思っている」方は多いと思いますので、全国的に広がっていくと良いと思います。

筆者はふるさと納税は早めに済ます方なので、可能ならもう少し早い時期にも同様のイベントが行われると更に良いなぁと思いました。

ふるさと納税で、2023年分の所得税還付と2024年度の住民税控除に反映させるには、12月までの申込み必須です。

所得に応じた上限もあるので、超えないように気をつけてください。

《カブスル》
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カブスル

株式投資歴19年、IPO投資歴18年の中堅投資家:カブスル カブスル

株式投資歴19年、IPO投資歴18年の中堅投資家。投資による利益は19年間で2747万円に。 2023年8月にIPO投資の書籍をソーテック社より出版。 ローリスクではじめる株式投資「庶民のIPO」や株式投資を勉強できる入門サイト「カブスル」のメディア運営者。 2004年からメディアを運営してきたこともあり、一般的な個人投資家さんより幅広い知識あり。 投資方針は「銀行の預金金利よりも高い資産運用」。投資目標を低くすることで、大損リスクを排除しています。 株式投資をもっと世の中に普及させたいと思っており、マネーの達人では株式投資をはじめたことがない方や、投資初心者向けの情報を発信していきます。 著書2023.8『世界一やさしいIPO投資の教科書 1年生』ソーテック社 寄稿者にメッセージを送る

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