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値上げで家計破綻につながる恐れ!分譲マンションの修繕積立金(管理費)状況は購入前に把握する

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値上げで家計破綻につながる恐れ!分譲マンションの修繕積立金(管理費)状況は購入前に把握する

分譲中古マンションを購入される方は、資金計画(返済計画)に余裕はありますでしょうか。

インフレ傾向の中で、中古マンションの購入価格は上がっています。

住宅ローンも上昇気味ですが、管理費・修繕積立金(以後管理費など)の値上げ傾向です。

管理組合の運営(管理会社への支払や光熱費など)費が上昇しています。

十数年に一度行う大規模修繕工事のための修繕積立金も、工事費高騰のため上昇しています。

毎月拠出の住居費は、住宅ローンの返済と管理費などです。

あなたが購入したマンションは、管理費などが値上がりしましたか?

あるいは値上がりを見越して、資金計画をされましたでしょうか?

値上げ予定を知らずマンションを購入すると、家計が破綻する恐れも考えられます。

分譲マンションを購入する際には、立地や間取りも大切ですが、管理組合の状況を把握することが大切です。

今回は、分譲マンションの管理費などの状況を把握する方法をお伝えします。

値上げで家計破綻につながる恐れ!

過去の値上げ

管理組合の状況を確認するためには、分譲マンション購入時に、「重要事項調査報告書」の取得をお勧めします。

  • 報告書の管理費

  • 修繕積立金欄

  • 特記事項

として、値上げの有無や値上げ予定が記載されています。

報告書は管理組合(管理会社)が発行してくれますが、有料です。

ただし書式上、詳細や経緯の記載は、期待できません。

管理費など値上げの詳細や経緯については、値上げを決議した総会の議案・議事録を確認します。

議事録のみを調べる方が多いですが、議事録では結論がわかっても、経緯や値上げのシミュレーション資料などは掲載されていません。

必ず議案も同時に確認してください。

過去の値上げについては、値上げが決定された総会の議案・議事録を確認してください

管理費については、まれに理事会での値上げがあります。

将来の値上げ

将来の値上げを調べるためには、直近の理事会の議事録を確認してください。

管理費が上がる理由は、管理上の費用が増しているからです。

管理会社が入っている場合は、管理会社への支払(管理委託費)などの値上げ状況について、確認しましょう。

修繕積立金の値上げ

修繕積立金は、5年・10年ごと隔年で値上がりが決定している組合があります。

新築当初は修繕積立金の金額を低く設定しておき、段階的に増額していく方式です

設立総会や、初期の総会についても確認してください。

管理費の重要性

分譲マンション購入の際は、ご自身の予算と立地・間取りを基準に探すと思います。

買いたいマンションを探す際に、管理費などの情報を細部まで考えていません。

分譲マンションを購入時は、不動産会社が仲介することが多いです。

仲介担当者は、分譲マンションの管理組合について詳しいとは限りません。

気にいったマンションについては、管理組合の動向にも気を配りましょう。

マンションの広さにもよりますが、管理費などが5,000円~1万円値上がりしたとの話は、よくあることです。

マンション購入後の値上げを想定していないと、家計が破綻していまいます。

管理費などの滞納は、自身だけでなく、管理組合にも過大な影響を及ぼします


管理費などは毎月の支出です。

住宅ローンの選択と同じくらいに大切です。

しっかりと調べないと、購入後の家計に大きなダメージを与えるので注意してください。

《金 弘碩》
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金 弘碩

執筆者:CFP、1級FP技能士 金 弘碩 金 弘碩

すまいとくらし研究所 すまいとくらしカウンセラー 1975年 岐阜県生まれ。神奈川大学大学院経営学研究科修士課程終了。すまいの3要素。建物,土地,資金計画での実務経験(不動産,工務店勤務12年)と資格を持っています。すまいは一生に一度のお買い物ですが、ライフスタイルに沿って変わっていくものです。家族のイベントに毎に相談を承ります。お客様に寄り添いながら、すまいとくらしを支えます。 ≪保有資格≫ 二級建築士/宅地建物取引士 /公認不動産コンサルティングマスター/マンション管理士/賃貸不動産経営管理士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / CFP 寄稿者にメッセージを送る

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