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【ビットコイン】どうやって利益をだすの? 3つのリスクを知れば、決して怖くはありません。

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【ビットコイン】どうやって利益をだすの? 3つのリスクを知れば、決して怖くはありません。

名前は有名「ビットコイン」


ビットコインの価格が大きく上昇してきており、ニュースとして取り上げられることも多くなりました。

いまだに否定的な見方も少なくないですが、ビットコインとは何かについては、こちらの記事が参考になります。

株式や外国為替(FX)と比較して価格の変動が大きく、1日で30%以上変動することもあります。

11月末には1ビットコインあたり100万円を突破し、12月上旬には230万円付近の値を付けました。

ビットコインで利益を得る方法

1. マイニング(採掘)し、コインを手に入れる

2. 安いときにコインを買い、高くなるのを待って売る

裁定取引

上記以外に「裁定取引」と呼ばれる方法があります。

コインの売買は、民間の会社が開設している取引所で行います。取引所によって価格が異なり、また価格の変動のしやすさも異なります。

その取引所間の価格差を利用するのが裁定取引です。

いくつかの取引所に口座を開き、

安い取引所で買って、高い取引所で売る

というのが基本的なやり方です。

価格が急変動しているときは、数時間にわたって5%以上開きが出ることもあります。12/9には10%以上の開きも出たようです。

裁定取引の例

例えばA取引所で1ビットコインあたり180万円で購入し、B取引所で190万円で売却できたとします。

両取引所にあらかじめ0.1ビットコインずつと購入資金20万円保有していた場合、A取引所で18万円で0.1ビットコイン購入し、B取引所で19万円で0.1ビットコイン売却することにより、1万円の利益(5%強)を得られます

1年間預けて0.01%増えるような預金とは大きな差です。


「裁定取引」が有用なビットコイン

他の金融商品と違って、ビットコインは取引所間での価格差が大きいのが特徴です。

株式は、基本的には共通の取引所(東証など)を介して売買されるのでどの証券会社で売買しても価格そのものは同じです。

外国為替は、取引高が他の金融商品に比べてはるかに大きく流動性が高いため、取引所による価格差というものはわずかしか生じません。

ビットコインは市場への参加者や取引量がまだ少ないため、取引所ごとの価格差が生じやすく、その間は裁定取引は有用な方法かと思います。

ドル建て取引も可能

円建てだけではなくドル建てでも取引でき、ドル建てでは海外の取引所との間に毎日のように3~5%程度の開きが生じているような状態です。

自動プログラムで機械に上記の取引させることもできます。

今は妙味がありますが、やがて参加者が増え、取引所間での価格差が小さくなると収益機会も減少していくでしょう。

ビットコインのリスク

他の金融商品と比べ、リスクが大きいとされるビットコインですが、主に以下のようなリスクがあります。


1. 価格変動リスク

2つの口座で同時に売買するには、売るための一定量のコインを保持しておく必要があるので、保有中はその価格変動があります。

ただ、現在までのように価格が上昇基調の場合、大きな含み益となります。

価格が急激に上昇しているため、バブルともいわれていますが、実際にははじけてみないとわかりません。

そう言われているうちに、価格がさらにその10倍になるなんてことも十分考えられます。

一方で、今の十分の一程度になる可能性も考えられます。「適正価格」が存在しない商品の宿命です。

2. 取引業者の信用リスク

取引所が破たんすると、預けていた資産が返ってこない可能性があります

2017年10月から、仮想通貨取引所の運営会社は金融庁の登録制になりました。

登録制になったからと言って破たんしないわけではありませんが、会社としてさまざまな条件をクリアしないと登録されないので、以前よりは安心できるようになったかと思います。

3. セキュリティ

取引所がハッキングされてコインが盗まれることもあります。

また、自分の口座に不正ログインされると他人の口座に自分のコインを送られてしまいますので、アカウントのセキュリティも注意が必要です。

ビットコインは有望か

上記のようにリスクはありますが、これまでのように変動の大きな相場ですと数十%超(年換算)の利益を出すのはそう難しいことではありません。

裁定取引の良いところは、相場が上昇しても下落しても関係ないので、精神衛生上よいというところです。

保有コインが昔に安い価格で買ったものであればなおさらです。

しばらくは上記リスクを覚悟で利益を積み重ね、その合計が保有コインの取得価格以上に積み上がれば、仮にその後ビットコインの価値がゼロになっても累積損益はプラスです。

同じ1回の裁定取引の手間に対して、動かすお金が大きいほど利益額が大きくなります。

常に張り付いていなくても、価格が大きく変動しているときだけ参加するのでも一定の利益は得られます


アルトコイン

仮想通貨には、アルトコインと呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨がたくさんあり、その数千種類以上と言われています。

裁定取引を行うなら、よりマイナーな仮想通貨のほうが取引機会が多いかもしれません。

ただ、ビットコインも含めて今後も淘汰されることなく売買され続けるコインであるかどうかはわかりません。

ビットコインが生き残るのか、他のコインが王者になるのかわかりませんが、仮想通貨そのものへの需要はなくならないでしょう。

金融資産運用においては、選択肢の1つとして仮想通貨はしばらくは外せないものと思います。

ハイリスク・ハイリターンですので、「なくなっても大きく困らない余裕資金」で行うのが基本です。(執筆者:日比野 岳)

《日比野 岳》
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日比野 岳

日比野 岳

FPオフィス カントリー&ライフ 代表 1971年生まれ。京都大学大学院修了(食品生物科学)。味の素株式会社にて、研究開発・消費者調査・マーケティングなどに10年間従事後、翌年FP資格取得し独立。事業理念は「私はお客様一人一人になりきり、生活の質(QOL)の向上に貢献します」です。離島在住ですので、スカイプ等のオンラインにて面談を承ります。「結婚後のライフプランニング」と「節約お得生活」、「賢い住宅ローンの借り方」等の緻密な計算を得意とします。同世代の相談はお任せください。「相談してよかった!」といわれることが一番の励みです。写真、登山、旅行が大好きです。 <保有資格>:1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者(日本FP協会)、総合旅行業務取扱管理者(国家資格) 寄稿者にメッセージを送る

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